渋谷駅前を歩いていたら女子高生が3、4人で紙ヒコーキを投げて遊んでいました。
何故あんなに混雑した場所で紙ヒコーキなのかは知りません。
きっと単に投げたかったのでしょう。
そして手が滑ったのでしょう、紙ヒコーキが一つ、私目掛けて飛んで来ました。
目の前に来た紙ヒコーキを見切ると、すっと顔を横にずらして避ける私。
そして何事もなかったようにその場を歩き去りました。
後から「スゴイ…」という女子高生の声。
表面は何もなかったようにしていましたが心の中ではニヤっと笑っていました。
まるで極東少年院で矢吹丈(あしたのジョー)のストレートを軽く受け流した力石徹のようです。
矢吹丈のストレートと紙ヒコーキでは速さがまるで違いますが自分的には力石徹になった気分でした。
という動きが今はもうできません。
だから人間だらけの中を歩くのが苦痛なんです。
別に東京に人が増えたから歩きにくいんじゃないんですよね。
若い頃なら混雑した道を縫うように歩くのなんて訳ありませんでした。
前も見ないで突進して来る無神経な人達も難無く避けられました。
徐々にダメになって行くから気がつかないだけです。
悲しいですよ。
(/_;)