2008年7月14日月曜日

心臓病と抑鬱状態

高血圧の治療薬にレセルピンというのがあって、これを処方された人の約一割が副作用で抑鬱状態(凹むこと)になると本で読んだのは20年ぐらい前でした。
現在でも医師が第一選択薬にすることはないけれどレセルピンは高血圧等の治療に使われているそうです。

レセルピン(アポプロン錠、アポプロン散0.1% 等)

では、何故レセルピンで抑鬱状態になるかというとレセルピンには神経伝達物質であるモノアミンという物質を枯渇させる作用があることが分かったそうです。

レセルピン モノアミン - Google 検索

で、ここからが長くなるので(というか素人の私には理解不可能なので)簡単に書きますと、人間の気分(凹む、凸る)を支配しているモノアミンが心臓に及ぼす影響というのは極めて大きいんです。
心臓を激しく動かすのがノルアドレナリン、アドレナリンというモノアミンで、鎮静化させるのがセロトニンというモノアミンだそうです。
これと交換神経、副交換神経、モノアミンの受容体であるα受容体、β1受容体、β2受容体というのが複雑に絡み合いながら人間という生き物は「動作」しているようです。
そういう薬理学系の場所を読んでいると人間は「生きている」というよりも「動作している」という方が当たっているような気になって頭が痛くなってきました。

この頭が痛くなるという現象も薬理学では分子の構造式で説明できるのかもしれません。

ニワトリとタマゴのどちらが先かは分かりませんけれど心臓病であることと凹むことは非常に密接な関係にあるようです。

休養・こころの健康づくり-からだの病気とこころ-"心筋梗塞発症の危険因子:抑うつと情動ストレス"
(厚生労働省)


つまり、どちらかが治らないと両方とも治らないということです。

また凹んできました。
(-_-ι)

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