観ようとしてから二ヶ月経ってようやく観ています。
LECTORのブログ: ニューオリンズ・トライアル
まだ観始めたばかりですが日本でも来年から始まる裁判員制度。
まだ制度が生まれたばかりではジーン・ハックマンが演じている悪徳陪審コンサルタントが生まれるのは相当先のことだと思います。
ダスティン・ホフマンが演じている金では動かない良心的な弁護士もいるでしょうから何とかはなるでしょうけれどね。
映画とは無関係な話ですが幾ら裁判員が決めるのは真実か否かと量刑の二点のみといえども私は素人が他人の生死を決める裁判員制度には反対です。
裁判員制度
悪徳陪審コンサルタントのハックマンが裁判所のトイレで良心の弁護士ホフマンに言う台詞の「陪審」を「裁判員」に「アメリカ」を「日本」に置き換えとそのまま来年からの日本の裁判員制度になります。
違法販売、製造物責任など、陪審は無関心
連中には意味さえ わからん
賢い判断など できるか!
多くはローンを抱えた労働者
早く家に帰り━
テレビを見たいだけ
連中は"真実と正義とアメリカの理想"など━
屁とも思ってはいない
観終わりました。
なにしろ私が好きなハリウッド映画ですので最後には正義が勝って悪い陪審コンサルタントのポリシーが誤りだったことが証明されます。
そこで明らかになる謎の陪審員9号と、その彼女(レイチェル・ワイズ)の過去というのも気に入りました。
法廷映画なのでアクション・シーンはないと思ったら謎の女、レイチェル・ワイズが無茶苦茶に強くて良かったですね。
映画は短い時間に話を詰め込むので何故あんなに強くなってしまったのかの解説はないのですけれど、彼女が高校時代に受けた精神的外傷からは充分に考えられる自分を守れる強い美女でした。
機会があれば原作も読んでみたくなりました。
淀川長治さんに続いて水野晴朗さんも亡くなってしまいましたけれど、映画って本当にいいですね。
さよなら、さよなら、さよなら。
( ´Д`)ノ~~
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