2008年6月18日水曜日

無意味に過ぎてゆく時間

前の方の記事に書いた石田衣良さんの本(私の記事は左上にある検索窓で探せます)を読んでいたら、こんなようなことが書いてありました。

なんでも一昨年、石田さんが引越した時に手続き上のミスでインターネットが使えなくなったそうです。
石田さんは小説家ですから原稿をメール送信できなくて最初は困ったそうです。
昔ならば原稿をファクスで送ったりバイク便を待ったのに簡単には元のやり方には戻せません。

そうやって最初は困ったのですが山のように届いているメールを読まなくても済む、意味のないネットサーフィンもしないで済む…実に有意義な時間を過ごしている自分に気付いたそうです。
人間はインターネットなんかなくても何も困らないことに気付いたけれど、またインターネットが使えるようになったら同じ生活に戻ってしまうのだろうな…というように文章は終わっていました。

私はテレビも新聞も見なくなって久しいんです。
今はインターネットだけが唯一の情報源です。

Google ニュース

でも、こんなに沢山のニュースがあっても、それを知らないと私の生活が今すぐに逼迫するというような内容は一つもありません。
人と話ができないから一応ニュースを見ているだけです。
毎日傘を持ち歩いている私には天気予報すら必要がありません。

石田さんは文筆家だから要らない情報を眺めまくって時間と神経を浪費することをうまく表現していましたけれど、全くその通りだと思いました。

携帯電話のフルブラウザでPCのサイトを見ている私はウィルスやJavascriptで書かれたワンクリック詐欺とは全く縁がありません。
従って海外のPC用のアダルトサイトがどこまでリンクしていくのかが何の不安もなく見られるのですけれど、それを追いかけていたら何時間も携帯電話の画面を眺めることになってしまいました。
リンクを追いかけたくはないのですがサムネイル画像をクリックするとサムネイルになっていなくて(日本でいう"騙し"です)相互リンクサイトやらとリンク、リンク、リンク…いつまで経っても大きな画像は出て来ません。
海外サイトより海外の物はカメラマンもモデルも芸術性が高いですし技術的にも優れていて、さほど汚いものでもないでしょう。
物にもよりますが…

ずっとクリックしていくと、このBloggerの上にある"次のブログ》"のように世界中に飛んで行って、結局リンクは永遠に終わらないという結論に達しました。
Bloggerとの違いは最初にどこにいたのかが(携帯電話の履歴は100件ぐらいが限度)分からなくなることぐらいです。
こんな情報は天気予報以上に私には必要のない情報でした。

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